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一つの星が流れ消えた。 星々は暗然となり、世界は影がはびこる。 偽りは高らかに笑う。 世界の夢に星々はおぼれゆく。 暖かく 柔らかく 世界の夢は星々を包む。 それは偽りの幸せの夢。 しかし、塵となった流星の残滓が夢を照らした。 一つの星が輝き、瞬く。 世界の夢は霧散した。 星は偽りと対峙した。 偽りの誘いを制すのは流星の残滓。 流星の残滓を握り、偽りをかき消す。 柱が微笑む。 星は光を手にいれた。 光は星を包み、恒星とする。 全ての命あるものを導く標となり 恒星は世界を照らす。 偽りは影と共に去り、 闇と光は混ざり合う。 長い夢だった。 そして 世界の夢はまだ続いている。 影と偽りは機会を待ち、潜んでいる。 恒星は探す。 世界の喜びを 眠りし星々を 塵となった流星を 恒星は、けして忘れまい。 家族を 星々を 柱を 影を 偽りを。 [END] |